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蒲田行進曲とは

つかこうへいの代表作『蒲田行進曲』は1980年紀伊國屋ホールで発表された。

同年第15回紀伊國屋演劇賞を受賞。その後、小説として第86回直木賞を受賞、1982年映画化され、第6回日本アカデミー賞を独占した傑作中の傑作である。
そして1987年蒲田行進曲の完結編として発表された『銀ちゃんが、ゆく』は、1994年舞台化され、1997年新国立劇場小劇場の柿落とし公演として上演された。

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あらすじ

「新撰組」の撮影が進む東映京都撮影所。
初の主演映画に意気込むスター俳優銀ちゃんが、子分の大部屋俳優ヤスに 自分の恋人小夏を押しつけることから物語は始まる。小夏は妊娠しているのだ……。

ヤスは銀ちゃんに見せ場を作り、小夏のお産の費用を稼ぐために、 危険な「階段落ち」に挑戦する。 
しかし、ヤスが命をかけて生まれた娘のルリ子は、不治の病に冒されていた。そして小夏も、心の底からヤスを愛することはできなかった。
銀ちゃんは、自分の貧しく卑しい生まれの血のせいでルリ子が病気になってしまったのではないかと苦悩する……。
そして、新たな「新撰組」の撮影が始まる。
銀ちゃんは「俺の命と引き換えに娘の命を助けてくれないか」と祈る様な気持ちで一世一代の「函館五稜郭の石階段落ち」に挑む。
果たして銀ちゃんの祈りは、娘の病に打ち勝てるのだろうか?

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​​出演

主演の銀ちゃんこと倉岡銀四郎には、本年度フジテレビ新春ドラマ「教場」で鮮烈な輝きを放ち、今、最も注目される舞台俳優、味方良介


ヒロイン小夏には、昨年、日本青年館での『フラガール』の主演で高い評価を受け、今春乃木坂46を卒業、女優として今回の公演が卒業第一弾となる井上小百合


そして、銀ちゃんのために命をかける大部屋俳優ヤスには、2.5次元俳優の中でも異色の光を放ち、屈指の演技派と呼ばれる植田圭輔


また、銀ちゃんの最大のライバルであり、共に映画を支える歌舞伎界のプリンス、中村屋喜三郎に、細貝 圭


銀四郎の出生の秘密のカギを握る義理の弟、ケンに『騎士竜戦隊リュウソウジャー』で注目を集める綱 啓永


この映画を完成に導くため奔走する映画監督に、久保田創

という実力派が顔をそろえた。

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